@article{oai:kjunshin.repo.nii.ac.jp:00000613, author = {仲, 沙織}, issue = {28}, journal = {人間教育学部紀要, The Faculty of Education and Psychology}, month = {Mar}, note = {精神障害者の地域生活を支えるアウトリーチサービスでは、利用者のニーズやストレングスを重視した多職種専門家による包括的な支援が目指されている。本稿では、利用者のニーズを明らかにするために、24名を対象に質問紙調査を実施した。GAF(機能の全体的評定)尺度得点に注目して、50点以上の12名(62.8±7.7)と、50点以下の12名(40.1±2.9)を比較検討した結果、「話し相手になってくれる」という項目が、両群共に最も高いニーズを示し、「服薬の管理を手伝ってくれる」などの医療的支援は、50点以下の群で高いニーズを示した。また、50点以下の群は受けたい支援の数が多いため、総じてどの項目でも50点以上の群を上回ったが、「人とのコミュニケーションの取り方の練習をしてくれる(SST)」は、唯一、50点以上の群が50点以下の群を大きく上回った。利用者のGAFによる個別のニーズを的確に把握し、傾聴を基本とした包括的な支援を提供することにより、利用者の満足度の向上、精神症状や地域生活の安定につながる効果的な支援を目指すことができるのではないかと考える。}, pages = {31--45,59}, title = {GAF尺度別における精神科アウトリーチサービス利用者のニーズ傾向 : 質問紙調査による検討}, year = {2022}, yomi = {ナカ, サオリ} }