@article{oai:kjunshin.repo.nii.ac.jp:00000516, author = {坂井, 恵子 and 山下, 千晴 and 石走, 愛}, journal = {鹿児島純心女子大学看護栄養学部紀要, Bulletin of Faculty of Nursing and Nutrition, Kagoshima Immaculate Heart University}, month = {Jun}, note = {【目的】本研究では,高オレイン酸紅花油(n-9系)とオリーブ油(n-9系),高リノール酸紅花油(n-6系)と高α一リノレン酸エゴマ油(n-3系)について,乳酸菌との同時摂取がラットの不安行動に及ぼす影響について比較検討を行った。 【方法】動物実験:4週齢のSprague-Dawley系ラットを無作為に標準飼料と乳酸菌含有飼料とに分け,さらに両群を脂質としてn-9系オリーブ泊のpureとvirgin,高オレイン酸紅花油(n-9系),n-6系紅花油,n-3系エゴマ油を使用した群に分け,13週間飼育を行った。 実験飼料 ; 乳酸菌はLactococus lactis subsp. Cremoris FC, Acetobactor orientalis FAを牛乳でヨーグルトにしたものを使用した。その他の成分は全て同じにして行った。餌は全食餌群のカロリー量を同一にして,毎日与え翌日残量を測定して摂取量を算定した。 行動実験 ; 不安行動は高架式十字迷路試験と高所テーブル滞在実験にて,実験飼料で飼育後3週目より最終週まで行った。 尚,本研究における動物実験は鹿児島純心女子大学動物実験指針に従って行われた。 【結果】本研究では各食餌群間の摂取カロリー量に有意差は認められなかった。また,実験飼料摂取期間のラットの体重増加量に関しても各食餌群間に有意差はなかった。 紅花油のn-9系はn-6系に比べて不安感が高かったが,乳酸菌摂取により不安感の減少が認められた。オリーブ油のpureとvirgin,n-9系紅花油は,乳酸菌摂取の有無に関わらず不安感は高い傾向を示した。n-6系紅花油はn-3系エゴマ油に比べて不安感が低かった。n-3系エゴマ油の不安行動は乳酸菌摂取の有無に影響されなかった。 【考察】乳酸菌摂取と脳の情動機能との関係は,菌種・投与量やタイミングなどが影響する可能性があるので, さらなる検討が必要であると示唆された。 【結論】n-9系脂肪酸の不安行動では,オリーブ油の不安感が紅花油に比べて高かった。n-9系紅花油はn-6系紅花油より不安感が高い傾向であったが,乳酸菌摂取の影響は小さかった。}, pages = {41--46}, title = {高オレイン酸植物油と乳酸菌摂取の相互作用がラットの不安行動に及ぼす影響}, volume = {23}, year = {2019}, yomi = {サカイ, ケイコ} }