@article{oai:kjunshin.repo.nii.ac.jp:00000365, author = {広瀬, 健一郎}, journal = {こども学研究:こども発達臨床センター紀要}, month = {Mar}, note = {本稿は、ブリティッシュコロンビア州の「先住民族大学」が、州政府のいかなる政策のもとでどのように設置され、運営されているのかを明らかにしようとするものである。州政府の先住民族中等後教育政策をあとづけながら、「先住民族大学」への施策を分析した。その結果、州政府は先住民族中等後教育政策の策定過程に先住民族の意志を反映させる様々な仕組みを構築してきたこと、先住民族コミュニティに中等後教育プログラムを開設する施策に先住民族大学を位置付けてきたこと、先住民族大学の教育プログラムを、公費中等後教育機関とのパートナーシップを通じて開設しようとしてきたことを明らかにした。しかしながら、現在に至るまで、先住民族大学の安定的運営を可能にする財政支援の仕組みは構築されていないこと、先住民族コミュニティにおける教育プログラムの設置は、当初、先住民族コミュニティの多様なニーズに応えることを目的としていたが、現在までに、労働力不足の解消という州政府の側のニーズに応えることを目的とするものへと変質していることを明らかにした。このような政策枠組みのもとで、先住民族大学は、先住民族コミュニティ近郊における開発事業に関わる雇用訓練だけでなく、先住民族コミュニティの教育や福祉、行政、観光事業、言語や文化等、先住民族自治の担い手を育成しようとしていることを明らかにした。}, pages = {72--89}, title = {ブリティッシュコロンビア州政府の先住民族中等後教育政策における先住民族大学}, volume = {9}, year = {2017}, yomi = {ヒロセ, ケンイチロウ} }