@article{oai:kjunshin.repo.nii.ac.jp:00000243, author = {WALTERS, Nicholas}, journal = {国際人間学部紀要, International human studies}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本論文では、なぜジェーン・オースティンが彼女の小説名を「First Impressions」から「Pride and Prejudice」に変更したかについて論じる。  まず、オースティンは自分の小説を編集した時には、すでに当時彼女が読んでいた18世紀の文学の「印象」という言葉の含意から気持ちが離れていた。 彼女は、もはや「第一印象」を信じてヒロインが必ず没落することになることは受け入れ難く、その代わりに主人公の性格と個性について書きたかったから である。  次に、エリザベス・ベネットとダーシーの各自のプライドと偏見を再考し、再評価することによって話が前進し、そして、そのことによってエリザベス・ベネットとダーシーはそれぞれ自分自身をよりよく理解することになったことを論じる。  最後に、この「高慢と偏見」という小説は、オースティンが属している社会階級の結婚と家族と社会における女性の役割をプライドと偏見が映し出していると思われる。  オースティンが生きている時代に重要な社会変動があり、オースティンについての研究が明らかに示しているとおり、彼女は当時の文化的で社会的な論争について熟知していた。オースティンは、ある程度、その社会変動が彼女の属する社会階級の考え方にどのように挑むのかということに注目していたと考える。}, pages = {123, 171--135}, title = {Why did Austen Change the Title from First Impressions to Pride and Prejudice?}, volume = {20}, year = {2014}, yomi = {ウォルターズ, ニコラス} }